偉大な自然の中で暮らす喜び


by 森里きよら
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母のウエス

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徳島市 植物園より

母のウエス

満月の光沢にすすき野は映える
母の温もりのような光
男ひとりすすき野にあり
すすきを自分に見立てるでなく
満月を見上げて慟哭する
男ひとり満月に母の顔を浮かべ
男ひとりを噛み締める

三日月の下を切れていく雲
三日月だけぽっんと見られるより
すじ雲は流れて三日月をひきたてて惜しみない
男ひとり切れ切れて清みきる心根
満月の微笑み母のウエスを誇りて
世の隙間に切れ切れ細切れようと
母のウエスに涙を振り切って
男ひとりを惜しまない
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# by kiyora77 | 2017-11-09 12:39 | さみしさBOX

文字だけの季節

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徳島港 南海フェリー船体


文字だけの季節


秋から冬へむかう道端 

過酷な固さに根をはる西洋タンポポ

季節にとらわれず道端に蔓延る西洋タンポポ

春先に咲くからタンポポだった

季節が揺らいで咲かされる


下から突き上げられる

周りから攻められる

上から踏み込まれる

怨念をうかべる手段なき先住者

運命の峠へ進むしかない


季節は変容しすぎて戻せない

季節を味わう者によって

季節感は奪われてしまう
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# by kiyora77 | 2017-10-29 12:45 | さみしさBOX

芯となす熟成

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ナツメ 芯のある熟成

「芯をなす熟成」

赤々と万感のナツメ色
冷静さと温度差ない持続
先の見えない行き戻り
幾多の曲折をへて芯ある熟成
普遍の熱力で熟成から命の伝達

一つを繰り返し繰り返す熟成
分かれ目に溶鉱炉を一時冷却しても続いていく
終章の幕引きない無言劇に勇気は生まれない

終幕ある熟成
曲折に迷いてふためき
弱さ嘆き鳴き声も高らかにあげる
勇気と言う芯の元に展開するから人生劇なんだ
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# by kiyora77 | 2017-10-16 14:12 | 愛色森宇宙

秋風に素敵なときめき

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徳島市山城公園 秋のときめき

「素敵なときめき」

庭木の梢 愛宕柿の渋さ
秋風に爽やかなそよぎ
身近に見える秋風に少し安心

何キロも離れた林の梢
遠くて秋風の動きを掴めないから不安 
紅葉は秋空に映えて烽を上げるから
距離は縮まり身近に感じて安心のときめき

ときめくのは素敵です
秋風は人恋しくてときめきを求めてる
ぬけるような秋空に一筋の飛行機雲
青空へ消え行く航跡 美しく輝いて見えるんです

人は苦悩の季節を乗り越えて
一生懸命生きている人に
心は紅葉のように燃え上がり
素敵なときめきを感じてしまう
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# by kiyora77 | 2017-09-28 18:38 | さみしさBOX

何気ない秋色

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徳島市西浜町 三角公園

「さりげなく強く」

何気ない色として秋雨
さりげない素振りで降る

アスファルト道 
ただ無色の秋で濡らして
砂埃 排ガスに汚れた路面
ただただアスファルトのあるがままの色に然り気無くした

あるがままのチャコールの路面
一見 杖をあげたくなる白髪
昔の乳母車の頑固を押してお婆さん
秋 夕暮れを他人に色ずけされたくない 
行き先を定められたくないような無表情で通りすぎる

今 頼りないシルバーカーおして行く
ヨタヨタと然り気無く
秋雨に濡れた路面を色ずけすることなく
あるがままを歩いて入るのだろう
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# by kiyora77 | 2017-09-24 20:38 | さみしさBOX